高反発マットレスとは、寝転がっても身体が沈みにくいマットレス
です。理想の睡眠姿勢といわれる
背骨のS字を保ちやすく、腰痛対策をすることができます。
高反発ゆえの寝返りの打ちやすさから、
睡眠の質を高めてくれると評判
の寝具です。
有名なメーカーでは、西川やエアウィーヴ・マニフレックスが人気です。また、人気メーカーの中では中材に独自素材を使用しています。サイズや密度など、高反発マットレスの特徴を知り、高品質のものを手に取れるようにしましょう。
目次この記事でおすすめする商品
高反発マットレスが腰痛対策になる理由とは
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高反発マットレスは寝心地が硬い、腰痛に悪そうというイメージがないでしょうか。確かに低反発マットレスに比べると身体が沈みにくくなっています。しかし、
この
沈みにくさは腰痛対策に最適な性質
です。
高反発マットレスは、中身のクッション材が硬いのではなく、
押し込む力への反発力が高い特徴を持っています。
仰向けに寝転がると身体の線に沿ってクッション材が沈むので、寝心地が硬いということはありません。
仰向けに寝たとき、人間の背骨は背中・腰・臀部のラインにかけてゆるやかなS字を描きます。高反発マットレスはこのS字をしっかり支持するため、
背骨に余計な負荷を掛けません。腰痛予防をしたい方に最適な反発力
を持っているといえます。
高反発マットレスの選び方
高反発マットレスを選ぶポイントは、
サイズ・密度・厚み・収納方法・機能の5点
です。高反発マットレスに初めて手を出す方は、サイズと密度を重視するとよいでしょう。
サイズから選ぶ
マットレスはシングルやセミダブルといった横幅によるサイズ分けがされています。ここでは1人用・2人用でサイズをご紹介していきます。
1人寝用のシングル・セミダブル
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シングルは幅が約100cm、セミダブルは幅約120cmであり、1人寝用として販売されています。価格やマットレスの面積が気になる方はシングルが良いでしょう。
睡眠の質を重視するなら寝返りが打ちやすい、セミダブルがおすすめ
です。
1人寝用のマットレスは収納性も考えて選びましょう。とくに一人暮らしの方では部屋のスペースに余裕がないと考えられるため、マットレスを使わないときは押し入れにしまえると便利です。
2人で眠るダブル・クイーン・キング
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幅約140cmであるダブルサイズは、2人寝に適した広さです。幅約160cmのクイーン・幅約180cmのキング2人での就寝に使うとよいでしょう。
ダブル以上のサイズはマットレスの厚みにも注目してください。薄いマットレスは身体を動かしたときの揺れが伝わりやすく、寝返りをうった振動で目を覚ましてしまうことがあるので、注意が必要です。
中材の密度から選ぶ
高反発マットレスは、中材である
ウレタンフォームの密度をDという単位で表します。
この
密度が大きいほど耐久性が上がり、価格も上昇する
ので重要な数値です。
3年程度持つ20~25D
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20~25Dは5千~2万円くらいの価格帯で見られる密度
です。
使い始めはしっかり反発力があるものの、1年経過したあたりから、へたり始めます。
3年経つころには潰れたまま戻らなくなるため、長く使いたい方には向いていません。
この密度が向いているのは、3年程度でマットレスを買い替える方と言えるでしょう。単身赴任のサラリーマンの方や、一人暮らしを始める大学生であれば、寿命の短いマットレスでも安価な方が手を出しやすいのでおすすめです。
5年程度持つ30D
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30D前後の高反発マットレスは、1万円から5万円程度と価格帯が広く、商品として見かけることが多い密度
です。
眠っているときにしっかり身体を支えてくれて、
凹んでもすぐ戻る復元力を備えています。
丁寧に扱えば5年程度は持つ
ため、コストパフォーマンスは悪くありません。
長持ちする高反発マットレスを選ぶなら、30Dを選ぶことをおすすめします。
10年以上使うなら40~50Dがおすすめ
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40~50Dはウレタン密度としてかなり高い数値
です。
家庭用としてはとても高品質で、中には10年以上使える製品もあり、
一度購入したなら当分はへたりの心配がありません。
ただし、シングルでも3万円以上するなど高価な点が欠点と言えます。へたり以外に汚れが気になったり、生活環境の変化で買い替えることも考えると、容易には手を出せない価格帯です。
マットレスの厚みから選ぶ
マットレスが厚ければ、寝転がったときに床の硬さを感じなくなります。重量・価格も上がるので適切な厚みを選ぶようにしてください。
仰向け寝なら5cm程度
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仰向けに寝ると背中は2cm程度の起伏差があるため、厚み3cmのマットレスでは床の硬さを感じることがあります。
5cmの厚みがあれば成人男性の体重でも底付き感はないでしょう。
なお、マットレス自体の厚みが5cmでも、側生地の厚みもあるので注意してください。マットレスの厚みのみ表記であれば6cm程度は必要です。
横寝におすすめの7cm以上
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横寝では、背骨がまっすぐ横になっていることが理想的な体勢です。そのためには肩や腕が、マットレスへと深く沈みこまなくてはならないため、マットレスにそれだけでの厚みが必要になります。横寝で眠る方なら、最低でも7cmはマットレスに厚みが欲しいところです。
収納方法から選ぶ
マットレスは大型寝具であり、置き場所をとってしまいます。収納性のよさだけでなく、陰干しがしやすいかも考えて選んでください。
湿気が抜けやすい立て掛けタイプ
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厚みがあって折りたためないマットレスは、壁に立て掛けておくしか収納方法がありません。ベッドフレームに設置して使うならともかく、床に敷いて使う場合には収納場所を取る欠点があります。
<p >壁に立て掛けておくことには、マットレスが吸いこんだ湿気が抜けていくメリットがあります。
マットレスがへたりにくく、長持ちさせやすいタイプと言えるでしょう。
収納性がよい丸巻タイプ
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丸巻タイプは、
薄手のマットレスで採用される収納方法です。
マットレスをクルクルと巻き込むことで一抱えほどのサイズにまとめることができます。押し入れや大きめのクローゼットなど、マットレスを人目のつかないところに収納したい場合にぴったりです。
ただし、マットレスを巻き込むことで中材に圧力がかかる欠点があります。
反発力が失われやすく巻き癖がつくため、マットレスに耐久性を求める方には適していません。
厚みがあってもたたみやすい三つ折りタイプ
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三つ折りタイプは、マットレスが三等分にされてカバーに収まっています。ぶ厚いマットレスでも三段に折りたたむことができるため、
寝心地と収納性の両立を求める方に最適です。
三つ折りタイプの欠点は、湿気が抜けにくいこと
でしょう。中材が3つに分割されているため水分が一箇所に溜まりやすく、マットレス全体へと分散されません。起床後は横に立て掛けて乾燥させてください。
機能から選ぶ
高反発マットレスの多くは価格が高いので、機能性が充実した製品がおすすめです。マットレスを使い分けられる片面プロファイル加工と、清潔に使える機能をご紹介します。
表裏で硬さが異なる片面プロファイル加工
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マットレスの中材であるウレタンフォームは、基本的に均一の硬さで作られています。しかし、片面がイボイボのように隆起したプロファイル加工になっていれば、表裏で硬さを変えることが可能です。
平らな面は硬く、体重の重い方や腰痛対策をしたい方に向いています。
柔らかなプロファイル加工面は女性の方や包まれるように眠りたい方に最適です。
アレルギーのある方におすすめの抗菌・防ダニ
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マットレスは睡眠中の汗を吸い、敷きっぱなしにする方も多いのでカビ・ダニの繁殖しやすい環境です。
マットレスを毎日干せない方は、抗菌・防ダニ機能があるかを確認しましょう。
敷き布団を干す要領で、マットレスを日干しにする方もいるかもしれませんが、
中材のウレタンフォームは熱に弱いため、日干しすると劣化してしまいます。
陰干しではカビ・ダニの除去が難しいので、清潔に使い続けるために抗菌・防ダニ機能はあった方が安心です。
汗や汚れを吸っても清潔さを保てる丸洗い可
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中材にポリエステル繊維を使用している高反発マットレスでは丸洗いできるケースがあります。中材を取り出してシャワー水流などで洗い流すことで、しみ込んだ汚れを落とすことが可能です。汗をかきやすい方や、幼児と一緒の布団で寝る場合でも安心です。
高反発マットレスのおすすめ人気ランキング10選
高反発マットレスの人気商品を、シングルサイズのみに絞って10個選びました。手に取りやすい価格から高級マットレスまで、厚み・密度・中材などでメーカーごとの特徴が出ています。ぜひ参考にしてみてください。
1位 MyeFoam マットレス 高反発 シングル
重量:3kg
中材:高反発ウレタンフォーム / 30D
収納方法:丸巻タイプ
機能:抗菌・防ダニ
低価格で適度な硬さをもった商品
低価格ながら30Dと高密度のウレタンフォームを使用した製品です。抗菌・防ダニ加工がされており、マットレスを清潔に保てるようになっています。厚みは3cmなので小柄な女性におすすめです。
2位 アイリスプラザ 高反発マットレス 厚さ10cmボリュームタイプ 三つ折り シングル
重量:6kg
中材:高反発ウレタンフォーム
収納方法:三つ折りタイプ
しっかり厚みがあり横寝もしやすい
厚さ10cmで底付き感がなく、横寝でなくては眠れない方でも使えます。三つ折りに折り畳めば一抱えにできるコンパクトサイズであり、取っ手付きなので持ち運びにも困りません。
付属のカバーはメッシュ地・パイル地のリバーシブル仕様です。ただ、このカバーが臭うというコメントがあるため、使う前にカバーを洗った方が良いかもしれません。
3位 タンスのゲン 三つ折り 高反発マットレス シングル
重量:5.83kg
中材:高反発ウレタンフォーム / 25D
収納方法:三つ折りタイプ
10cmの厚みでもカバーを取り外して洗いやすい
寝具類を中心に取り扱っているタンスのゲンの製品です。やや硬めのマットレスは厚みが10cmあり、寝転がった身体をしっかり支えてくれます。低ホルムアルデヒド仕様なのでお子さんやアレルギーのある方も安心です。
三つ折りのカバーそれぞれにU字型ファスナーがついています。カバー洗濯のための取り外しが簡単で、清潔に保つために一役買っている機能です。
4位 GOKUMIN マットレス 高反発 シングル
重量:約3.5kg
中材:高反発ウレタンフォーム / 32D
収納方法:丸巻タイプ
機能:抗菌
竹炭配合マットレスが嫌なニオイを防ぐ
32Dと十分な密度がある、硬めのマットレスです。使用者に男性を想定していて、マットレスには消臭・収湿・抗菌のために築単を配合しています。収納袋が付属するので、単身赴任が多い方におすすめです。
5位 WEIMALL 高反発マットレス 極厚10cm シングル
重量:約7kg
中材:高反発ウレタンフォーム / 27D
収納方法:立て掛けタイプ
横寝でも床に当たらない厚みが魅力
10cmの厚さにより、体格のよい方や寝返りの多い方でも底付き感をおぼえません。L字ファスナーを採用しているので、カバーを簡単に取り外して洗濯に出せます。
6位 高反発 3つ折り パームマットレス Fibrelux シングル
重量:約13.5kg
中材:ココナッツ繊維・ラテックス・ウレタン
収納方法:三つ折りタイプ
機能:抗菌・防ダニ・防臭
通気性のよいココナッツ繊維を採用
中材にココナッツ繊維を使用した珍しいマットレスです。ココナッツ繊維は体重がかかっても潰れにくく、しっかり反発を返します。通気性も高いので汗をかきやすい方におすすめです。
他の製品と比べると重量がかさばっているのはデメリットでしょう。通気のためには立てかける必要があるので、力の弱い女性や老人の方は注意してください。
7位 エアウィーヴ スマート 025 高反発 マットレスパッド シングル
重量:4kg
中材:エアファイバー
収納方法:立て掛けタイプ
機能:丸洗い可
水洗いができる高反発商品
高反発マットレスのメーカーとして有名なエアウィーヴのエントリーモデルです。中材にはエアファイバーというポリエステル繊維を使用しています。この素材は復元力・通気性が高いため、快適な寝心地が得られるでしょう。
エアファイバーの最大の特徴は、水洗いができることです。汗や尿を吸ってしまっても、中のエアファイバーをシャワーで洗えば綺麗にできます。空気の層が大きいのでダニ・カビが繁殖しづらいのもメリットです。
8位 エアウィーヴ マットレス スマートZ 三つ折り シングル
重量:8.5kg
中材:エアファイバー
収納方法:三つ折りタイプ
機能:丸洗い可
夏冬ともに快適な寝心地を得られる
こちらは9cmと十分な厚みを持った製品で、寝転がっても床の硬さを感じることがありません。中材はエアファイバーとポリエステルクッションの2層であり、通気性と断熱性を両立して夏・冬のどちらでも快適に過ごせます。
中のマットレスは三等分なので、定期的に入れ替えることでへたりを先延ばしできます。もちろんカバー・中材ともに洗えるので清潔に使い続けられるでしょう。
9位 マニフレックス 三つ折り マットレス 高反発 メッシュウイング シングル
重量:約7kg
中材:エリオセル
収納方法:三つ折りタイプ
腰痛対策としてもおすすめの製品
マニフレックスは、エリオセルという独自開発の高反発素材を使用しているメーカーです。この製品は厚さ11cmの三つ折りモデルで、畳敷きの和室でも使えるようになっています。ハンドル付きなので収納も簡単です。
マットレスはやや硬めで、体格のよい方でも身体が沈みすぎず、しっかりと寝返りを打てます。レビューでも気持ちよく眠れる、寝起きの腰痛が感じなくなったと多数の高評価を得ている製品です。
10位 マニフレックス マットレス モデル246 シングル
重量:約12kg
中材:エリオセル
収納方法:立て掛けタイプ
厚み16cmの高品質商品
こちらは16cmと十分すぎるほどの厚みを持ったマットレスです。体格のよい方が横寝しても底付き感がなく、寝返りをしっかり打つことができます。
中材のエリオセルは通気性が抜群なので、ぶ厚くてもムレの心配はありません。側生地には美しいジャガード生地を採用して、見た目にも高級感を漂わせています。
レビューでは、マットレスがほどよい硬さで横になると心地よい眠りにつける、など喜びの声が多数見られました。高品質な高反発マットレスを求める方におすすめの製品です。
MyeFoam 高反発マットレス シングル
5,980円
アイリスプラザ 高反発マットレス ……
5,686円
タンスのゲン 三つ折り高反発マッ……
5,680円
GOKUMIN 高反発マットレス シングル
6,780円
WEIMALL 高反発マットレス シングル
5,080円
Fibrelux パームマットレス シングル
26,900円
エアウィーヴ スマート025 シングル
27,000円
エアウィーヴ スマートZ シングル
42,120円
マニフレックス メッシュウイング ……
30,888円
マニフレックス モデル246 シングル
32,670円
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製品
最安値
評価
リンク
4.1
3.3
3.9
4.41
4.1
4.19
4.38
4.32
4.39
まとめ
高反発マットレスは、サイズ・中材の密度・厚み・収納方法・機能と5つのポイントから選びましょう。サイズは1人用ならシングル・セミダブル、2人用ならダブル以上が必要となります。密度は30D、厚みは5cm以上がおすすめです。
商品選びに迷ったら、人気メーカーの製品から絞ってみてください。マットレスを洗えるエアウィーヴ、厚手で適度な硬さのあるマニフレックスが評価の高いメーカーです。
しっかり反発するマットレスを選ぶことで、辛い腰痛を予防することができます。さらに良質な睡眠をとるために、最適な高反発マットレスを選んでいきましょう。
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