捺印をする際に必要な朱肉ですが、あまりこだわりを持ってみたことがないという人も多いでしょう。また、実際購入するとなればどんな点に注意して選べば良いのでしょうか。
実は、捺印の際のかすれやにじみなどの多くは朱肉が原因の場合も。用途や印鑑にあった朱肉選びをしっかりすることで、よりスムーズにキレイな捺印をすることができます。
この記事では、朱肉選びのポイントや、朱肉の種類、長く使う方法、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。朱肉の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次この記事でおすすめする商品
朱肉とは
朱肉とは、書面に捺印する際に使う赤いインクのことで、印判用に用いられます。古くは印鑑といえば血判のことを示し、自身の血での印のことでした。
時代とともに印をするために血を流すこともなくなり、朱肉に形を変えたのです。その名残もあり、朱肉の色は朱色(血の色)とされています。
朱肉の選び方
朱肉といっても種類も価格も様々なものが売られています。ここからは、失敗しない朱肉の選び方を解説します。
種類で選ぶ
朱肉は、大きく分けて「スポンジ」タイプと「練り」タイプに分かれます。それぞれ使用シーンなどを考えて選ぶ必要があります。
スポンジ
スポンジタイプの朱肉は、一般的にもっとも多くみられるもので、化学インクをスポンジに染み込ませたものです。よくあるスタンプ台などと構造は同じです。捺印した時のインクの乾きが早く、仕事で使用する際や、すぐに書類を重ねたい時などに便利です。
一方で、スポンジにインクを染み込ませているだけなので、朱肉自体の乾きも早く、一定期間でインクの補充が必要になるので注意が必要です。
練り
出典:amazon.co.jp
練りタイプの朱肉は、古くから使われているもので、銀朱と呼ばれる朱肉の元となるものに、ヒマシ油や、和紙、もぐさなどを混ぜ合わせ練ったものです。深みのある独特な朱色を作り出し、高級感があるのが魅力です。
一方で、捺印した際の乾きが遅いのでここぞという大切な場面での使用に向いています。
サイズで選ぶ
朱肉選びでは、サイズも重要です。持ち運ぶことがあるかを基準に選ぶことが重要です。ここではサイズ選びのポイントをみていきます。
持ち運ぶなら
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営業など仕事で朱肉を使用するという方も多いでしょう。そんな際は、持ち運びできるコンパクトなサイズ感のものがおすすめです。最近では、朱肉自体の形状も、丸型や四角いものなど様々です。
また、朱肉の蓋も飽きにくいスライドタイプなどもあるので、バッグやペンケースに入り、蓋が開かないもを選びましょう。
家庭用なら
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家庭用なら、机やテーブルに置いて主要することが多いためどっしりとした安定感のあるタイプがおすすめ。また、認印から銀行印などの少し大きな印鑑でも使用できるよう、朱肉の面積が大きめのものだと安心です。
価格から選ぶ
朱肉は、数百円のものから数千円以上するものまで価格帯にかなりの幅があります。その理由は様々ですが、注意すべきは使用されているインクです。
あまりに安価なものを選ぶと、インクの質が悪かったり、インクが埋められていることで、捺印をした際に滲んでしまったということも起こりうるのです。
捺印はここぞという際にすることも多いので、綺麗な判を押すためにはある程度の価格のものを選びましょう。
朱肉の補充方法
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朱肉は使っている間に乾き、付きが悪くなることがあります。そんな際にはインクを補充してみるのがおすすめ。補充方法はごく簡単で、専用のインクを朱肉に染み込ませるだけ。
この際注意したいのが、一気にインクを染み込ませるのではなく、少し染み込ませたら少し置いてを繰り返し、徐々に染み込ませていきます。また、途中で実際に使用してみながら濃さを確かめましょう。
朱肉のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、早速おすすめの朱肉をランキング形式で紹介します。どんなシーンで使うか想像しながら検討してみましょう。
1位 シヤチハタ 速乾 朱肉 コンパクトタイプ 30号
重量:20g
どんなシーンにも使える速乾タイプ
シャチハタの朱肉は、5cm未満のコンパクトタイプ。バッグやペンケースにさっと入れることができ、持ち運びにも適しています。また、インクは速乾仕様で、仕事用として使いたい方にもおすすめです。
2位 シヤチハタ 朱肉 エコス MG-30EC 30号
重量:17g
にじみの少ない高品質な朱肉
こちらは、シャチハタの朱肉でも品質にこだわったタイプ。盤面の布地や、朱油にこだわり、にじみの少ない押し心地を実現しました。また、インク自体も耐久性があり、長期間保管される書類への捺印にもおすすめです。
3位 KATOMOKU 朱肉50号 ウォールナット 艶あり仕上げ km-08U
重量:約80g
材質:ウォールナット
こだわりのケースが魅力
こちらの朱肉は、外側のケースにもこだわった高級感のある仕様。外側は、天然木のウォオールナットを使用し、艶やかな塗装をしています。見た目だけでも高級感がありますが、押し心地もよく、朱の色合いも綺麗と人気の朱肉です。
4位 KATOMOKU 朱肉50号 大判焼き型 ブラウン km-68B
重量:80g
材質:ホワイトアッシュ
木の質感がおしゃれな朱肉
天然の木目が目を引くおしゃれな朱肉です。温かみがあり、インテリアの一つとして玄関などに置いておきたい逸品です。また、朱肉の盤面は、50号と大判で認印から大きめの社印や銀行印などにも対応しています。
5位 KATOMOKU 朱肉・捺印マットセットM ウォールナット km-10M
材質:ウォールナット・天然皮革
上質な朱肉とマットで最高の捺印を
何気なくおこなっている捺印ですが、自分の承認を残すという重要な行為。だからこそ、上質で丁寧な時間にしたいですよね。そんな思いが込められた朱肉とマットのセットです。ウォールナットを使った揃いのデザインで、マットには本革を使用し、絶妙な押し心地を実現しました。
6位 マックス 瞬乾 スタンプ台 ワンタッチ 2段 黒・朱 SA-214NW
重量:155g
1台2役で置き型におすすめ
朱肉として使える朱色とブラックの盤面がセットになったワンタッチスタンプ台。インクには、超微粒子のインクを採用しており、数秒で乾く速乾で、連続して使用したい際にもおすすめです。仕事の書類の判押しや宅配の認め印に活躍します。
7位 マックス スタンプ台 瞬乾 朱肉 プレミオ 40号 SA-4004PSカミバコ
重量:40g
3秒でインクが乾く使用感抜群な朱肉
こちらのマックスの朱肉は、インクの染み込む早さにこだわり、捺印後わずか3秒で乾く超微粒子インクを使用しています。また、乾燥しにくい盤面なのも嬉しく、使いやすさにこだわった朱肉です。
8位 シャチハタ 朱肉 鯱旗印肉 公用 50号 内径55ミリ MKN-50
重量:36g
公用にも使える本格練り朱肉
マックスの朱肉プレミオは本格仕様の練りタイプ。材質には、高級有機顔料を使用しており、にじみが少なく、劣化が少ないため公的書類や長期保存する書類への捺印におすすめです。
9位 三菱鉛筆 朱肉 ユニ くっきり乾一 30号 HSN‐S30K
重量:19g
ビジネスシーンにおすすめの朱肉
数々の文房具でも人気の三菱鉛筆の朱肉は、持ち運びに便利な軽量、コンパクトタイプ。また、盤面には、ミクロ繊維表布を採用し、インクがつきすぎず、捺印した際に乾きが早くにじみにくい朱肉です。
10位 サンビー 朱肉 シュイングベベ 25号 SG-B02
材質:ABS樹脂
超コンパクトな25号の朱肉
サンビーの朱肉は、幅4.5cm、厚み1.5cmの超コンパクト設計。スライドして開閉する蓋も斬新なデザインで、スマートに使えます。持ち運びたい方にはぴったりですが、使用する判子が盤面におさまるか確認しておきましょう。
シヤチハタ 速乾 朱肉 コンパクト……
342円
シヤチハタ 朱肉 エコス MG-30EC 3……
330円
KATOMOKU 朱肉50号 ウォールナット……
4,104円
KATOMOKU 朱肉50号 大判焼き型 ブ……
3,780円
KATOMOKU 朱肉・捺印マットセットM……
6,480円
マックス 瞬乾 スタンプ台 ワンタ……
1,184円
マックス スタンプ台 瞬乾 朱肉 プ……
671円
シャチハタ 朱肉 鯱旗印肉 公用 50……
1,329円
三菱鉛筆 朱肉 ユニ くっきり乾一 ……
338円
サンビー 朱肉 シュイングベベ 25……
280円
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製品
最安値
評価
リンク
4.3
4.51
5
4.55
4.6
4.5
4.5
3.9
4.5
朱肉が黒くなったら
出典:amazon.co.jp
練りタイプの朱肉は、天然のさ材を使っていることもあり、長期間使用しないと固まったり、黒く変色してしまうことがあります。
そんな際は、黒くなった部分を取り除き、バターナイフのようなもので練り直して見ることがおすすめです。
カチカチに固まってしまっている場合は、ヒマシ油などを足しながら練り込んでみましょう。
まとめ
実印、認め印などの捺印をする際におすすめの朱肉をご紹介しました。安価で手軽に購入できるスポンジタイプや、ケースにもこだわった高級感のあるタイプ、持ち運びに適したコンパクトなデザインのものなど様々な朱肉があります。
使用するシーンを想像してみるとより選びやすくなりますよ。この記事でご紹介した選び方を参考に、ご自身にあった最適な朱肉を選んでみてください。