プラスチックニッパーは樹脂製の素材を切断するための専用工具です。樹脂加工でも使用されますが、プラモデル制作で使用する方が多い工具と言えます。そのため大きさもプラモデル製作に適した種類が多く販売されています。
通常のニッパーでも代用が可能ですが、仕上がりに大きな違いがあるため
樹脂加工でも作業性と仕上がりを考えるとプラスチックニッパーがおすすめです。プラスチックニッパーを調べる100円ショップのものから、プラモデルメーカーのタミヤや工具メーカーのメリーなどたくさんメーカーがあります。
いざ選ぼうと思うと、大きさの違いや刃の種類がいくつもあってどれが良いか悩んでしまいます。そこで今回は、プラスチックニッパーの特徴と種類別の選び方とおすすめの人気商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次この記事でおすすめする商品
プラスチックニッパーとニッパーの違い
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一般的なニッパーは銅線などの配線材を切断するため、刃が丈夫な素材でできています。切断したい面より刃が浮いた形状になっているため
プラモデル製作に使うと「バリ」が残ってしまうのが欠点
です。
一方プラスチックニッパーは樹脂の切断専用なので
刃がフラットになっていて、切断面がきれいに仕上がります。
刃が柔らかく、ピアノ線や銅線などを切ると、刃こぼれを起こしやすいので樹脂製のもの以外は切らないようにしましょう。
メリー作業工具(室本鉄工株式会社)のニッパーが有名
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室本工業株式会社のメリー作業工具のニッパーは90年以上の歴史も有り、プラスチックニッパーだけで30種類と品揃えも豊富で信頼性もあります。ただ、樹脂加工で使用するタイプのものが多いですが、プラモデル製作に使用できるものも作られています。
プラスチックニッパーの選び方
プラスチックニッパーは専用工具ですが、どんな目的で使うかで大きさや刃の形状が変わるのが特長です。作業性を上げ、使いやすくする機能が付いたものあり。そこで大きさや刃の形状などで選ぶときのポイントを見ていきましょう。
大きさで選ぶ
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本体が125mm〜200mmのものが一般的な大きさのプラスチックニッパーです。
刃のサイズは本体のサイズに比例するので、プラモデル制作であれば小さめのサイズが適しています。
グリップ部分の太さも使いやすさに大きく影響します。刃の形状が同じでもグリップの大きさが違う商品もありますので、自分の手にあった使いやすいものを選びましょう。
刃の形状で選ぶ
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選ぶときにもっとも重要なのが刃の形状です。刃がフラットになっている
ストレート刃は切断面をフラットに切れる形をしています。
刃がカーブしている
ラウンド刃は、切り残しがないよう少し切断面をえぐるように切れる形
です。他にも刃に傾斜が付いている斜めニッパー(斜めタイプ)、さらに薄刃、精密刃もあります。
プラモデル制作なら薄型・精密先の細かな作業ができるものがおすすめですが、刃が小さく薄くなるほど刃こぼれをおこしやすいのは否めません。、切断するものや太さに合わせて数種類を使い分けることが大切と言えるでしょう。
よりなめらかに仕上がる片刃
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片刃は特にプラモデル製作に向いている
タイプです。片方にしか刃が付いていないので、切断したとき断面に残るスジが残りづらくなっています。もちろんヤスリやカッターで丁寧に仕上げる事もできますが、楽にきれいに仕上げたいなら片刃はおすすめです。
使いやすくなるバネ付で選ぶ
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ニッパの開閉作業を繰り返していると手が疲れます。
バネ付はバネでニッパを開くので、切断作業を繰り返すときにはとても便利
です。この機能は切断のときバネを押す力が余分にいりますが、開閉を自力でするよりは楽に作業が進められます。
プラスチックニッパーの研ぎ方
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プラスチックニッパーも刃物ですから、使っていくと切れ味が悪くなるときがあります。そのようなときには刃を研ぐと切れ味が回復することもあるため、研ぎ方を知っていると便利です。
まずホームセンターなどで、ダイヤモンドヤスリを購入します。刃を閉じた状態で平らにヤスリがけを行ってください。このときヤスリを平衡に動かすことがポイントになります。
刃があっているかを確認しながら作業しましょう。もし刃が合わなくなると使えなくなるので要注意です。不安なときは工具専門店に持ち込むか、新たにニッパーを購入することも検討しましょう。
プラスチックニッパーのおすすめ人気ランキング10選
ここからはプラスチックニッパーのおすすめ人気商品をご紹介します。
1位 室本鉄工 メリー 160SF-150 平刃ハイプラニッパ
ストレート刃 :
バネ付き:
安心の品質 メリー(室本鉄工)
切断工具では有名なメリー(室本鉄工)製品。品質に心配はありません。刃先が少し小さめでストレート刃なので切断面がフラットにきれます。刃の食い違い防止ネジもあり、長くプラスチック加工で使用するにはおすすめです。
2位 エンジニア プラスチックニッパー NP-04
ストレート刃:
バネ付き:
鋭い切れ味で快適な作業を約束
プロ向け工具メーカーとして有名なエンジニアのプラスチックニッパー。プロが何か制作する際にも使いますが、もちろんプラモデル制作にも抜群の力を発揮します。
特に、プラスチック射出成形品のゲート切断・バリ取りに最適の商品です。
3位 室本鉄工 メリー 02SP-125 先刃プラニッパ
ラウンド刃:
バネ付き:
狭い場所の細かな部品の切断にピッタリ
こちらもメリーのニッパーで安心の品質です。小さな部品は後でヤスリがけをするのは大変ですが、ラウンド刃なのでバリを残さず切断できます。特殊な形で狭い箇所にあるプラスチック枠を切断するには便利です。
4位 フジ矢 プラスチックニッパ150mm(ストレート刃) FPN-150FS
ストレート刃:
バネ付き:
鏡面仕上げの刃で鋭い切れ味
鏡面仕上げは切れ味が鋭いと評判です。薄刃のためサイズの割に狭い所での切断も可能となっています。プラモデル製作時の枠材の切断にも良いですが、フジ矢の工具は工事にも使える丈夫さがあるので仕事で多用する方におすすめです。
5位 peaks 模型プロ プラスチックニッパ MK-02
ストレート刃、片刃:
バネ付き:
プラモデル製作を始める方にはおすすめ
このモデルはその名の通りプラモデル製作専用です。切れ味が良く、片刃なので切断面の仕上がりも良いですが、刃こぼれやなまりに注意して丁寧に作業すると長く使えるでしょう。比較的安くプラモデル初心者が最初に使うにはおすすめです。
6位 ケイバ プラスチック用ニッパー PL-725
ストレート刃:
バネ付き:
神戸製鋼の鋼材を使った丈夫なモデル
神戸製鋼所製オリジナル高級鋼材「マルトロイ」を使用して、刃こぼれも少ないと評判です。プラスチック加工の作業でハードに使う方にはおすすめの商品となっています。
7位 peaks プラスチックニッパ 130mm SP-33
ストレート刃:
バネ付き:
ステンレス製で錆びづらくアウトドアでも
ステンレス製なので、釣りなどの屋外での使用にも耐えるモデルです。バネがプラスチック製なので感触も柔らかく錆びる心配もないので、釣りの仕掛け作りやラインの切断にもおすすめの商品となっています。
8位 フジ矢 プラスチックニッパ(バネ付) 150mm PP90-150
ストレート刃:
バネ付き:
刃部保護のストッパー付きで安心
こちらもフジ矢の鏡面仕上げの刃を使用して切れ味が良いモデルです。力を入れた状態で刃が当たり、刃こぼれを起こさないようにストッパーを調節できるので、切るときに力を入れすぎて刃こぼれが心配という方には、おすすめ商品となっています。
9位 トップ プラスチックニッパ 三枚合せ PN3-120
ストレート刃 :
バネ付き:
かゆいところに手が届いたモデル
このモデルは可動部が三枚合わせ構造で使用時のガタツキが起こりづらくなっています。バネの弾力調節も可能で、ストラップ取り付け穴もあります。仕事で移動しながら使いたいという方にはおすすめです。
10位 タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
バネ付き:
プラモデルメーカーの専用ニッパー
プラモデルメーカータミヤが出している専用のニッパー。刃先が薄く細いので小さなパーツも切断しやすいです。切れ味もよくスッと切れるのは魅力的となっています。プラモデル製作をはじめて良いニッパーを使ってみたい方におすすめのモデルです。
室本鉄工 メリー 160SF-150 平刃ハ……
2,548円
エンジニア プラスチックニッパー ……
1,422円
室本鉄工 メリー 02SP-125 先刃プ……
2,770円
フジ矢 プラスチックニッパ150mm ……
1,394円
3.peaks 模型プロ プラスチックニ……
1,998円
ケイバ プラスチック用ニッパー PL……
1,611円
3.peaks プラスチックニッパ 130mm……
1,289円
フジ矢 プラスチックニッパ バネ付……
2,491円
トップ プラスチックニッパ 三枚合……
1,786円
タミヤ クラフトツールシリーズ No……
2,183円
おすすめの商品一覧
製品
最安値
評価
リンク
3.9
4.5
2.6
4
4.4
まとめ
プラスチックニッパーといっても用途によって選び方が変わります。樹脂加工の作業なら少大きめのもの、プラモデル製作なら小さめのものから刃の形状を比較して選ぶのがおすすめです。
特にプラモデル制作では、作るプラモデルでも適したものが違います。作るものピッタリのニッパーを選んでスムーズな作業で自分の目指す綺麗な仕上がりが楽しんでくださいね。