「DIYを始めたけれども、塗装がうまくいかない」、「今までスプレーを使っていたけれど、もっと効率よく塗ることができる方法はないか」とお悩みの方はいませんか?DIYや外壁など、塗装は最終の仕上げになる人目につく部分です。できれば妥協せずきれいに完成させたいところです。
刷毛は、数ある塗装道具の中でも自由度が高く、仕上がりもきれいに出来上がりやすいのが特徴です。ニス塗りや塗装で悩まれている方は一度試してみると良いかもしれません。
ニス塗りや塗装にオススメの刷毛としては、「筋交いタイプの刷毛」や「ヒラ刷毛」などいくつかの種類がありますが、いったいどの刷毛を選べば良いのでしょうか。そこで、今回は刷毛の選び方と、人気の刷毛をランキング形式で紹介していきます。
目次この記事でおすすめする商品
刷毛の用途
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刷毛を利用するシーンはさまざまです。刷毛はペイントローラーやスプレー、皮スキ、ワイヤーブラシなど多種ある他の塗装道具の中でも比較的手軽に扱えて、自由度も高いのが特徴です。そのためDIYを始めて塗装をする、ニスを塗ることを始めたばかりの方から、職人の方まで幅広い方が使用しています。
塗料やニス塗りにおいても、刷毛は厚く塗ることも薄く塗ることもでき、下地から仕上げまで万能に対応することができます。形状や材質も多くの種類が出ているので、目的に合った刷毛を選びましょう。
刷毛の選び方
刷毛の選ぶ際に確認するべきポイントは「刷毛の形状」、「塗料の種類」、「毛材の種類」、「サイズ」の4つです。刷毛の購入を考えると、店頭や通販など多くの種類の刷毛が販売されており、どれを選べばいいのか迷われてしまうこともあるでしょう。そうした際には、目的と用途を考え、下記4つのポイントを参考に選んでみてください。
刷毛の形状で選ぶ
刷毛には目的や塗り方に合わせてさまざまな形状のものが販売されています。塗る面積や塗料の性質などに合わせて適したタイプの刷毛を選びましょう。
細かい操作が可能な筋交いタイプ
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筋交いタイプと呼ばれる刷毛は、細かい操作を得意とする特徴を持った刷毛です。筋交いタイプの刷毛は、毛材に対し柄の部分が斜めになっているのが特徴です。握りやすく扱いやすいことから、細かい部分の塗りに適したタイプの刷毛です。
柄が斜めになっていることによって、手が視界を防ぐことがなく塗っている部分が見えやすいために、細かい部分の塗りに適しています。持ち方も鉛筆のように持てるのが特徴で、日本で一般的なタイプです。筋交いタイプの中でも柄の角度が違うものも販売されているため、使用場面をイメージして選びましょう。
幅広く一気に塗れる平タイプ
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平タイプと呼ばれている刷毛は、ベタバケとも呼ばれ、幅広く一気に塗ることに適したタイプの刷毛です。外国では刷毛といえばこのタイプの刷毛がメインになっています。毛の向きに対してまっすぐに柄が伸びています。より直感的な塗装作業ができるスタンダードなタイプの刷毛です。
平ハケは面が広く、絵の形状から水平に当てることが容易に行えるため、壁面や板材など平らなものに広く塗る際に適しています。DIYで大きめの棚を作った際や、外壁にペイントを施す際などにオススメです。
粘度の高い塗料も塗りやすい寸胴タイプ
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寸胴刷毛は、通常の刷毛に比べて毛材の毛量が多いタイプの刷毛です。現在ではあまり見かけることもなくなったタイプの刷毛です。毛量が多いことで、粘性の高い塗料などを塗る際に活躍します。毛量が多い、現在は生産するところが少ない、ということから比較的値段が高いのも特徴です。
寸胴刷毛は、16号の刷毛の総称です。中には違うサイズのものもありますが、一般的には16号のものを昔から寸胴刷毛と呼びます。寸胴刷毛は今では使用する職人さんも作る職人さんも減っていますが、一定数のユーザーが今も使い続けています。
塗料に合わせた刷毛の種類で選ぶ
刷毛を選ぶ際には、刷毛でどのような塗料を扱うのかでも適した刷毛が異なりますので、目的に合わせたものを選びましょう。塗料にあった刷毛を使用することで、塗りムラを防ぐことができる、作業効率が上がる、刷毛の持ちがいいなどのメリットがあります。
塗料を薄く引き伸ばして塗るニス刷毛
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ニス刷毛は、その名の通りニスを塗るのに適した刷毛です。ニスの他にも、ニスのように粘度の低い塗料を塗るのに適しています。比較的柔らかい毛材を使用しているものが多く、毛が短いのも特徴です。
毛材を柔らかく、短くすることで、薄く広く伸ばすように塗料を塗ることができます。毛材は短い方が、含む塗料の量も少なくなるので薄く塗るのに適しています。同じニス刷毛の中でも、油性塗料用、水性塗料用と細かく分かれているものもあるので、確認して選びましょう。
ソフトでやわらかい水性塗料刷毛
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水性塗料刷毛は、その名の通り水性塗料専用の刷毛です。非常に柔らかく、ニス刷毛に比較して毛材が長いことが特徴で、水性塗料がしっかりと刷毛に含まれるように作られています。
なお、水性塗料は、塗布した後、乾燥するまでの間に水分の影響を受けやすい塗料になります。せっかく刷毛で丁寧に塗っても天候の崩れなどにより台無しになってしまうケースがありますので、水性塗料を屋外で使用する際には天気予報を見てから使用するタイミングを見極めましょう。
伸びが特徴の油性刷毛
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油性刷毛は、油性塗料に適した伸びの良いタイプの刷毛です。油性塗料に向いている黒毛や豚毛などが使用されているタイプの刷毛です。このタイプの毛材は毛が固いものが多いため、これらの毛材を使用している中でも比較的柔らかいものを選ぶと扱いやすいと人気が高い傾向があります。
油性刷毛を選ぶ際には、油性塗料の性質上、耐久性の高いものが好まれています。また毛材が他の刷毛に比べて固いものが多いため、塗料含みの良さなどを基準に選ぶ方もいます。油性塗料に適しているため、工事現場や建築現場、消耗の激しい工場などでよく目にするタイプの刷毛です。
毛材の種類で選ぶ
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刷毛の毛材部分にはさまざまな材料が用いられています。先述したように、塗料によって向いている毛材にも違いがあります。
元来、刷毛を作る際には動物の毛が使われることが当たり前でした。代表的なところでいうと、馬、豚、ヤギ、イタチなどで、中には人間の毛髪を使ったものもあります。また、それぞれの動物の毛の部位によっても質が変わります。ヤギの尾を使用した「ヤンオ」と呼ばれる毛材は、希少性から値段も高い傾向があります。
近年では、化学繊維を用いた刷毛が多く出回り、比較的値段も安価なものが増えています。一方で、化学繊維だとどうしても静電気が発生してしまうなどのデメリットがあり、静電気の起きづらい馬毛の価値が見直されたりしています。動物の毛ならではの毛材のコシなども選ぶ上のポイントになります。
サイズで選ぶ
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刷毛にはさまざまなサイズのものが販売されています。一度に塗ることができる範囲が違うため、壁面や大きな板材に塗装を施す際には幅の広いタイプの刷毛を選びましょう。反対に、細かい塗装が必要になるケースや、角になる塗りづらい部分の塗装では、幅の狭い細かい動きに適した刷毛を選びましょう。
刷毛のサイズは日本では一般的に号数で表されます。筋交い刷毛、平刷毛ともに規格は同じものが使用されています。刷毛の号数は毛材の先端ではなく、柄の部分の先端の横のサイズで決まります。1寸5分のように、寸と分が基準になっているため、関東と関西でサイズが違うケースがあるのでよく確認しましょう。
また、海外メーカーの作っている刷毛では、サイズの規格が違うケースがあります。購入する際には、どこで生産されているか、どの規格を適用しているかを確認してから選ぶようにしましょう。
刷毛のおすすめ人気ランキング5選
ここまで刷毛の特徴に注目して、選び方の解説をしてきました。
ここからは選び方のポイントを踏まえ、おすすめの刷毛をご紹介します。各商品を見比べて、お気に入りの商品を見つけてください。
1位 アサヒペン ペイント刷毛 お得用多用途用ハケ3本セット OT-3P
重量:不明
形状:筋交い
種類:多用途用
建築用塗料老舗メーカー「アサヒペン」のコスパ最強三本セット
昭和15年に創設をした建築用塗料老舗メーカー「アサヒペン」が手がける、多用途用の刷毛三本セット。山羊毛と化繊毛をミックスした多用途用の刷毛です。
山羊の毛は太く、柔らかさがありながらもコシがしっかりとあり、馬毛よりも硬いのが特徴です。粘度の低いタイプの塗料や防腐剤などに適しています。この山羊の毛と化繊をミックスさせることで、値段を抑え、かつ品質も担保されている非常に有用な商品です。
化繊をミックスさせていますが、全体的に柔らかさが保たれているため、塗料の含みもよく、程よく伸ばすことができます。広く薄く伸ばすように塗布するのに適しています。
セット内容も30mm、50mm、70mmと幅の違う3種類が揃っているため、細かい作業、広い範囲への塗装と用途に合わせた使い方ができるためオススメです。
2位 新鉄骨 大塚刷毛製造 鉄骨用・橋梁用・油性用刷毛
重量:不明
形状:筋交い
種類:油性用
大正三年創設老舗ペインティングメーカー「大塚刷毛製造」の油性用刷毛
大正三年に創設をしたペインティングのトータルソリューションをおこなっている老舗メーカーである「大塚刷毛製造」が手がける、油性用刷毛です。
新鉄骨シリーズという名前のこの刷毛は、白毛が使われているプロ向けの刷毛です。白毛は、馬の毛の種類で、白い馬、肌色の馬の毛を使用したものです。特徴としては、コシが強く塗料の含みが良いことで、品質も非常に高いとされています。
馬の毛は静電気が起きづらく、耐水性も高いため、油性塗料に適した刷毛に使われることが多く、耐久性も非常に高い傾向があります。実際にこちらの新鉄骨シリーズの刷毛は職人さんの間でも人気が高く、毛の抜け、塗料の飛散も少ないタイプの刷毛になっています。
3位 iLoveCos JP 多用途刷毛 はけ6本セット
重量:不明
形状:平刷毛
種類:多用途
コスパの高い多用途刷毛6本セット
iLoveCos JPが販売を行う多用途刷毛の6本セットです。サイズが1号〜6号の号刻みで6本がセットになっており1000円を切る価格で購入ができます。非常にコスパの高い刷毛です。
使用されているのは化繊で、毛の長さなどが統一されていることが強みの毛材です。また、比較的手に入りやすいため、使うハードルも低い刷毛と言えるでしょう。
動物の毛を使ったものには劣りますが、十分使用に耐える品質で、塗料を選ばない多用途タイプなのでDIYや初心者の方にはオススメの商品です。
4位 ペインターズ 刷毛 メヂ用
重量:不明
形状:平刷毛、筋交い
種類:メジ用
Painter’sのメジ用刷毛10本セット
Painter’sというメーカーの出しているメジ用の刷毛10本セットです。メジ用の刷毛は細かいところもきれいに塗ることができるのが特徴の刷毛です。塗る際の小回りがきくので、DIYやちょっとしたペイントに便利な刷毛のタイプです。
メジ用の刷毛を用いれば狭い目地の間や溝から、棚の接合部分など大きなものでは塗りにくい部分も非常に効率的に仕上げることができる有用性が高い刷毛です。
10本セットで筋交いタイプと平タイプが入っているので、用途に応じて使い分けることができるのもこちらの商品の強みです。
5位 塗来 大塚刷毛製造 自然塗料用 筋違薄口胡麻毛 20号 オスモ水性用
重量:不明
形状:筋交い
種類:水性用
大塚刷毛製造が手がける水性用刷毛シリーズ「塗来」
職人も利用する大手塗料専用メーカである大塚刷毛製造が手がける水性用刷毛シリーズ「塗来」の刷毛です。自然塗料に最適に作られており、すりこむように塗ることを得意とする刷毛です。
塗来シリーズは塗料業界で初めてとなるウェーブ繊維という素材を採用した刷毛で、塗料含みが非常にいいのが特徴です。化繊系の刷毛では塗料の含みが動物の毛に比べて弱いのが従来の特徴でした。塗来シリーズでは、その常識を覆し、ウェーブ繊維の隙間に塗料がしっかりと含まれる強みを持っています。
アサヒペン ペイント刷毛 お得用多……
291円
新鉄骨 大塚刷毛製造 鉄骨用・橋……
1,569円
iLoveCos JP 多用途刷毛 はけ6本セ……
500円
ペインターズ 刷毛 メヂ用
1,210円
塗来 大塚刷毛製造 自然塗料用 筋……
1,540円
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4.4
3.9
まとめ
今回は紹介した選び方を踏まえて、おすすめの商品をランキング形式でご紹介していきましたがいかがだったでしょうか。選び方も、形状や毛材の種類、塗料によって適したものが違いますので、ランキングを参考に、目的に適したものを選んで使用してみてください。