ネジ山がなめてしまったり錆びてしまったりしてネジがまわらなくなった!なんてネジトラブルの経験はありませんか。そんな時に活躍するのがタップダイスセットです。ネジの修復だけでなく、新たなネジ山を作り出すことも可能なので、いざというときに備えて準備しておくと大変便利です。
メーカーでいうと日本製のアストロやストレートの商品が人気ですが、消耗品ですので耐久性やコストパフォーマンスも気になるところです。実際にはどのようなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。そこで今回はタップダイスセットの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
目次この記事でおすすめする商品
タップダイスセットの用途

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タップとダイスはネジを作るための工具の一種です。例えば、ネジに異常が発生して正常に締め付けができなくなった時に使用する修復工具になります。
ネジには、差し込むためのものである雄ネジと差し込まれる雌ネジの2種類があります。雄ネジを作る時の道具をダイス、雌ネジを作る時の道具をタップと呼びます。また、これらの作業をネジを切るといい「ねじ切り」と表現されます。
タップダイスセットの用途は主に修復用途ですが、あらかじめドリルで任意の箇所に穴を開けておき、タップで新たなネジ山を作ることもできます。
タップダイスセットの選び方
タップダイスセットは、一般的に使用されているねじ山の規格に合わせて種類が選ばれ、セット化されているものが多いです。
特殊な部位で使用されるネジ山など合致するサイズが入っていない場合は、タップやダイスは各サイズバラ売りされているので用途に合わせて増やしていくことが可能です。
それではピース数や耐久性、専用ケースの有無などいくつかのポイントを押さえながら、タップダイスセットの選び方をご紹介していきましょう。
ピース数で選ぶ
「ピース数」とは、セットに入っているタップやダイスの数です。ピース数が多ければ多いほど、タップとダイスの種類が豊富になります。 ピース数は12ピースから40ピースまで様々ですので、ご自身の用途に合わせて必要な商品を選びましょう。
必要最低限揃えるなら12ピース

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12ピースのセットは必要最低限のサイズを網羅しており、基本として揃えておきたいピース数です。頻繁に使うサイズや用途が決まっていたり、あまりたくさんの種類は必要ないという方にはおすすめです。
必要最低限ですので比較的価格も抑えられますし、無駄がないので工具箱の中でかさばることもなく扱いやすいピース数といえます。
主要サイズを抑えるなら20ピース

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自動車修理などの一般的な主要サイズを網羅しているのが20ピースのセットです。ピース数の少ないセットを使用しているとサイズやピッチの違いに不満が出て、その後頻繁に追加購入しなければならないこともあります。
一般的にDIYや自動車・自転車のネジ穴修復などで使う場合は、20ピースセットを持っていればいざという時に安心といえるでしょう。過不足なく揃えておきたいという方にはおすすめです。
幅広く揃えるなら40ピース

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幅広い用途に対応できるのが40ピースのセットです。ピッチが各2種類入っていたり、とにかく種類が豊富ですのでねじ切り作業を頻繁に行う方にはおすすめです。
いざというときに合うサイズがないということも避けられますので、他のサイズの買い足しでコストがかかることも少ないでしょう。
持ち運びに便利なケース付きのものを選ぶ

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タップダイスセットには便利なケース付きの商品が多くなっています。ケース付きだと、紛失したり工具箱の中でバラバラになったりしていざ使用するときにサイズが探せないなんてことが避けられますよね。また、出張修理作業などで持ち運びが必要な場合にも重宝します。
さらにタップやダイスなどの切削工具は錆びやすいので、使用頻度が少ない場合は特に保管に注意が必要です。そんな時にも専用のケースがあれば安心です。
耐久性に優れたものを選ぶ

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タップとダイスは消耗品になりますので、買い替えが少なくなるように耐久加工してあるものを選ぶとコストが抑えられます。
耐久加工の代表的なものは、ホモ処理という表面処理で耐摩耗性が高まります。使用頻度が高い場合など、なるべく耐久加工してある商品を選ぶことをおすすめします。
また、タップとダイスの材質によっても耐久性は変わってきます。代表的な材質はタングステンで、硬く熱に強いので耐久性にすぐれています。様々な材質がありますので購入する際はチェックしておきましょう。
タップダイスセットのおすすめ人気ランキング7選
それでは人気のタップダイスセットを7つピックアップしてランキング形式でご紹介します。使用頻度や用途に合わせて最適な商品を選んでみてください。
1位 ウェイモール タップダイスセット 40pcs
材質(タップ、ダイス):-
重量:1.5kg
ケースの有無:有
DIYから工事現場でも大活躍!専用ケースが付いた本格40ピースセット
タップダイス 17サイズ、タップハンドル、ダイスハンドル、T型タップハンドル、ピッチゲージ、マイナスドライバー、収納ケースがセットになっていますので必要になったときにすぐ使用できます。お手頃価格にもかかわらず40ピース入った充実のセット内容です。
また金属製の専用ケースが付いていますので保管や持ち運びにも大変便利です。輸入品になりますが、文句なしのコスパでまずは一通り揃えておきたいという方にはおすすめです。いざというときの備えに購入されてみてはいかがでしょうか。
2位 GOOMANDタップダイスセット 40PCS
材質(タップ、ダイス):HSS鋼
重量:-
ケースの有無:有
高評価!高コスパ!の充実した商品
こちらは高品質高速合金工具鋼製の強度と耐久性に優れたGOOMANDのタップダイスセットです。主要のサイズ40pcsが揃った充実したセットになります。プロが使用するピッチゲージなどの特殊専用工具もついており、本格的な内容です。
安価でこの内容のタップダイスセットは高コスパとの評価の口コミも多く、初めてセットを購入される方におすすめです。
3位 40pcタップダイスセット なめたネジ山の修正に WHSYJ043
材質(タップ、ダイス):カーボンスチール
重量:1.2kg
ケースの有無:有
主要サイズをほぼ押えた充実の40ピースセット
スクリューピッチゲージ、スクリュードライバー、タップレンチ、ラチェットタップレンチ、ダイスハンドル、タップ&ダイス40点が入った充実のセット内容です。必要なサイズが揃っていて価格もお求めやすくなっているのでコスパが良い商品です。
4位 アストロ タングステンタップダイスセット (インチ)
材質(タップ、ダイス):タングステン合金
重量:-
ケースの有無:有
タングステン製!インチ規格サイズのタップダイスセット
アストロプロダクツオリジナルの商品です。インチ規格サイズのタップダイスセットとなっており、材質はタングステンです。インチ規格ですのでアメ車やハーレー等の整備には必需品ではないでしょうか。ただし母材の材質がステンレスの場合は使用できませんので注意が必要です。
5位 ストレート タップダイスセット 21ピース
材質(タップ、ダイス):タングステンスチール
重量:-
ケースの有無:有
スチール製のケース付き よく使うサイズを集めたセット
自動車、二輪車によく使用されるサイズを集めたタップダイスセットです。ダイス外形は六角タイプを採用しています。ハンドルにセットしやすく、回転時のトルク逃げもありません。
6位 ライフマート 40pcs タップダイスセット
材質(タップ、ダイス):-
重量:-
ケースの有無:有
主要サイズをほぼ押えた充実の本格40ピースセット
いざというときに安心の40ピースセット。ネジ溝のサビ落し、ネジ山の修正、ネジトラブルの強い味方です。ピッチゲージなど 特殊専用工具もついたプロ仕様の本格組合わせです。
7位 ストレート タップダイスセット 24ピース (インチ)
材質(タップ、ダイス):タングステンスチール
重量:-
ケースの有無:有
よく使用されるインチ規格サイズを集めたタップダイスセット
自動車、二輪車によく使用されるインチ規格サイズを集めたタップダイスセットです。ダイス外形は六角タイプを採用しています。
ウェイモール タップダイスセット……
2,800円
GOOMANDタップダイスセット 40PCS
2,897円
40pcタップダイスセット なめたネ……
2,368円
アストロ タングステンタップダイ……
5,130円
ストレート タップダイスセット 21……
5,400円
ライフマート 40pcs タップダイス……
2,980円
ストレート タップダイスセット 24……
5,040円
おすすめの商品一覧
製品
最安値
評価
リンク
2.1
3.7
4.3
3.9
4
3.3
4.7
使うサイズに合っているかの確認

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ねじ切り作業では、サイズの確認がとても重要です。作業をはじめてから「サイズが合ってない!」なんでことがないように準備しておきたいですよね。
また、セットで購入の場合「ミリ規格」と「インチ規格」がありますので、間違わないように注意が必要です。また、前述にもありますが特殊なネジ山などはセットに対応サイズが含まれていないこともありますので、後から追加購入が必要になってしまうことがないように事前によく確認しましょう。
切削中はゴーグルの着用を

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ねじ切りは金属切削作業になりますので作業中は目を保護するためにゴーグルの着用をおすすめします。作業中は思いがけない怪我につながることもあります。安全対策は万全にしておきましょう。
また、ねじ切り作業をするときは専用の切削油を使用しましょう。摩擦を減らし刃を保護するばかりでなく、ネジの仕上がりにも大きく違いが出ます。
まとめ
ここまでタップダイスセットの選び方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。タップダイスセットを選ぶときはまず、使用頻度や使用用途に合ったピース数のセットを選ぶことをおすすめします。
またタップとダイスは消耗品になりますのでコスパも重要です。使用頻度が高い方は、多少価格は高くなっても耐久加工の商品を選ぶ方がトータルコストを抑えることにつながります。
輸入品か国産品か、材質などでもクオリティに差が出てきます。また母体の材質に合っているかどうかも注意が必要です。まずはご自身の使用用途や求めるクオリティを把握し、必要サイズをよく確認してから最適なタップダイスセットを購入しましょう。