エアーコンプレッサーは塗装業やメカニック、DIYにこだわる人まで使う人が多い工具です。実際に使っている人はもちろんですが、これからエアコンプレッサーの購入を考えている人はそれぞれの用途に合わせた出力やエア排出量を吟味して選ばなければなりません。DIYに役立つ家庭用のコンパクトタイプから、プロが使用する高出力エアコンプレッサーまで種類はたくさんあります。
そこで、この記事では通販で購入できるおすすめエアコンプレッサーから自分好みのエアコンプレッサーを選ぶポイントを徹底的に解説します。DIYの質を一気に格上げするエアコンプレッサーの購入にお役立てください。
目次この記事でおすすめする商品
エアーコンプレッサーの用途
エアーコンプレッサーはタイヤの空気圧調整やゴミ処理くらいにしか使えないと思っていませんか?しかしエアコンプレッサーの用途は補助器具の取り付け次第で、ボルト締めや釘の打ち込み、塗装まで様々な作業をこなすことが出来ます。
エンジン付きのタンクが空気を圧縮して溜め、それを排出することによって圧縮されていた空気が強い力で吐き出されることにより勢いを発する仕組みです。この排出される空気の力を様々な作業に活用することがエアコンプレッサーの役割になるわけです。
エアーコンプレッサーの選び方
エアコンプレッサーは用途に合わせて選ぶ必要があります。というのも、エアコンプレッサーにはオイルを使用する湿式タイプとオイルを使用しない乾式タイプがあり、タイプ次第で用途に合わせた仕様が出来なかったり、値段や性能にも違いがあります。
ですので作業内容に適したエアコンプレッサーを選ぶためにもポイントをしっかり押さえておきましょう。
タイプで選ぶ
前述でも述べたようにエアコンプレッサーには、オイル式とオイルフリー式の2タイプがあります。連続運転時間や耐久性、値段にも大きな違いがあります。それぞれの特徴と利点を生かしてピッタリのものを選ぶようにしましょう。
比較的静かで、連続使用時間が長いオイル式
出典:amazon.co.jp
別名「湿式」とも呼ばれるオイルタイプのエアコンプレッサーは、吐き出す空気にオイルが混じるので塗装や吹付けなどの作業には向きません。またオイルを使う分ドレン部分にオイルが混じるため、定期的なメンテナンスが必要です。それでも連続運転時間が長く耐久性に優れていることからDIYなどの一般使用を目的に使用されます。
種類もミニサイズの手ごろなものから、省エネを重視した高級品タイプまで様々なブランドの種類から選ぶことが出来るのが特徴です。
綺麗な空気が出るので、塗装に適したオイルフリー式
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別名「乾式」と呼ばれ、オイルを使用せずにエンジンを回すタイプです。綺麗な空気が排出されるため、工作機械や配管内にオイルが残ってしまうことで故障の原因に繋がる精密機械のエア源として使用されています。屋内で使用する際にはオイルフリー式を使うようにしましょう。最近では屋内使用を想定して造られた小型のオイルフリー式コンプレッサーも多く販売されています。
タンクの大きさで選ぶ
エアコンプレッサーにとって、エアタンクの容量・大きさはとても重要です。使用頻度と作業バランスを考えて選ぶようにしましょう。出力はkWで表されます。
持ち運びしやすい小型タイプ
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モーターの出力が0.5kW以下でエアタンク容量が10L程度のものが小型タイプとされます。小型タイプの特徴はなんといってもその持ち運びのしやすさではないでしょうか?女性でも持ち運びしやすい重量なので、家庭内でDIYをする人や出先で使う人など持ち運ぶ必要がある環境で使うのに適しています。
また、モーター出力が低いので、家庭用の100Vのコンセントでも使えるのもメリットです。ただ、小物塗装などちょっとした作業に使うのには適していますが、圧縮エアーがすぐになくなってしまうので、長時間の作業には向きません。
連続使用時間が長い大型タイプ
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モーター出力が0.75kW以上で、エアタンク容量が40L以上のモデルが大型タイプのエアコンプレッサーに分類されます。何よりも圧縮容量が高いので吐出し空気量が多く、エアー不足になりにくいため長時間の使用が可能です。仕事で塗装などを長時間行う人に特におすすめです。
デメリットとしては、大型タイプは重量が40㎏を超えるものもあるため、頻繁に運び出すのには不向きで据え置きタイプとして使う必要があります。なかなか一人で移動させることが難しく移動しながらの作業を行う人には向きません。
圧縮方式で選ぶ
圧縮方式の違いは静音性や耐久性などを考慮しながら、どのような作業現場で使うのかによって違いますので、これらのポイントも押さえて選ぶようにしましょう。
比較的に安価で、人気のあるレシプロ式
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シリンダ内部のピストンが圧縮タンクの空間容積を変化させることにより、圧縮空気を作り出して装置のエア源として使用するタイプです。他の圧縮方式と比較しても最も手軽な構造で、低価格で手に入ります。
音と振動も小さく、工場でよく使われるスクリュータイプ
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一対二本のスクリューローターがネジ溝の容積変化を起こすことで、圧縮空気を作り出す給油式の圧縮方式です。工場用エア源として最も普及しており、中型クラスの中でも音や振動が小さいのが特徴になっています。
病院や研究機関で使われるほど、静音性に優れたスクロールタイプ
渦巻状の固定スクロールと旋回スクロールが回転することで、空気が吸い込まれてスクロールの中心の吐出しポートに集まって圧縮された後、空気が押し出されてエア源として力を発揮します。オイルフリーなので、吐出し空気が綺麗なことと低振動で静音なため病院や研究機関など静音性が重視される環境が必要な場所での使用に適しています。
比較的長寿命で効率性に優れたクロータイプ
2つのローターがそれぞれ反対に回転運動をすることで空気を圧縮し、1つのローター側の吐出し口が開くことでエア源となって圧縮空気が排出される仕組みです。この2つのローターは互いに反対向きで回転するため、回転する際に摩耗や振動がなく長く使い続けることが出来ます。余分な補助機器も不要で、メンテナンスがしやすいのも特徴と言えます。
便利な機能で選ぶ
選ぶ際には性能や出力、圧縮方式など基本的な機能を基準で選んでしまいがちですが、基本的な機能にプラスされた便利機能も作業効率を上げたり、事故防止などにも直結するのでサブポイントとして考慮に入れることをおすすめします。
持ち運び楽チンなタイヤ付きタイプ
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大型のエアコンプレッサーはかなり重く、設置したい場所まで1人ではなかなか運べません。その点、タイヤ付きのエアコンプレッサーならタイヤを引いて移動できるので力のない人でも移動が可能になります。引いて歩くことが出来るくらい広い作業スペースの場合にはおすすめです。
不具合が生じたときに、安心なプロテクター機能
電圧降下などの故障・不具合が生じた際に便利なのがプロテクター機能。エアコンプレッサーの焼損を防止し自動で運転を停止することで故障から守ります。温度が下がった後、また再開して使用したい場合にはリセットボタンを押せば再起動が可能です。
強い力が必要な場合には、高圧タイプがおすすめ
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釘打ちなどには動力源の高い高圧タイプが必要です。空気圧縮レベルが高いと、内装での釘打ちから大量にエアーを使う根太レスまで幅広い作業に使用することが出来ます。特にMAXから販売されている高圧タイプのエアコンプレッサーは業務用・プロ用として重宝します。
エアーコンプレッサーおすすめ人気ランキング
それではここでおすすめのエアコンプレッサーの人気ランキングを見てみましょう。それぞれの特徴をとらえながら用途や使いたい場所に合わせたものを選ぶようにしてください。
1位 AstroAI エアコンプレッサー DC12V
重量:1.59 Kg
タイプ:-
タンクの容量:-
電源:12V
DC 圧縮方式:-
設定圧力(Pa):約700Kpa
一新した新世代の最新エアコンプレッサー
今までのエアコンプレッサーで悩みの種だった騒音を最小限に抑え、近所への迷惑も気にせずお使いいただけます。本体が設定値よりも多めに増圧するようにデフォルメされているので、空気圧力満了時、コネクターを外す際に発生する空気漏れの問題が解決された設計です。
本体が100度を超えると自動的に運転を停止し、加熱保護するため安全性と耐久性が向上します。様々な用途に応じた交換ノズルと、夜間でも見やすい4個のLEDライト搭載で様々なシーンで活用できる優れものです。
2位 ミナト エアーコンプレッサー オイルレス型 CP-8A+エアーツール3点付きセット (100V)
重量:約7.7k
タイプ:オイルフリー
タンクの容量:約8L
電源:AC100V
圧縮方式:-
設定圧力(Pa):0.69MPa
8Lタンク搭載で家庭で行うDIYに最適のサイズ
場所を取らないコンパクト設計で、重さはなんと7.7㎏と移動も片手で楽々と行えます。家庭用100V電源でエアー工具が使いこなせるのも魅力的。ホースも差し込み式のワンタッチ方式で簡単に取り外し可能なので、初心者でも扱いやすいメリットがあります。
オイルフリータイプのため油分が空気に混じらずクリーンで、タイヤの空気入れはもちろん、パソコンキーの掃除や塗装にも安心してお使いいただけるのもポイントです。
3位 DutyJapan 横型オイルレスコンプレッサー,40Lタンク
重量:約22kg
タイプ:オイルレスコンプレッサー
タンクの容量:40Ⅼ
電源:100v50/60Hz
圧縮方式:-
設定圧力(Pa):-
タンク容量は40Lなのにエアー漏れのない超静音設計
タンク容量が大きいことと静音性の両方を兼ね備えたレシプロタイプのエアコンプレッサーです。口コミでもその静音性には一同ビックリ!期待以上の静かさで朝でもご近所の目を気にせず外での作業が可能です。
この大容量でも空気の重鎮は早く、空の上体からものの3分ほどで満タンになるので、作業効率もアップしますし、長時間作業にも向いています。
4位 高儀 EARTH MAN エアーコンプレッサー オイルレス 静音タイプ 13L ACP-13SLA
重量:約13.6kg
タイプ:オイルレス
タンクの容量:約13L
電源:-
圧縮方式:-
設定圧力(Pa):約0.7MPa
オイルレスでメンテナンスは楽々!
2つのピストンが交互にエアーを押し出すので、途切れなく効率の良いエアー重鎮を生み出し、作業を中断させません。タンク内の圧力が上がり過ぎることによるタンク破損を防ぐための安全弁が働き、自動でタンク内の圧縮空気を排出する機能とプロテクター機能が搭載されています。
電源稼働時に生じる音も約65㏈と新幹線内の座席着席時と同じレベル。静かな作動音のエアコンプレッサーです。
5位 アネスト岩田 オイルフリー コンプレッサー タンクマウントTFP55CF-10-M5 (50Hz用)
重量:-
タイプ:圧力開閉制御式のレシプロコンプレッサー
タンクの容量:155Ⅼ
電源:三相200
圧縮方式:圧力開閉器式
設定圧力(Pa):0.8〜1.0(MPa)
パワフル&クリーンなオイルフリーコンプレッサー
プロも愛用する納得の製品。オイルフリーでクリーンな空気を排出しながら、最高圧力1.0MPamまで対応するハイパワーが魅力です。独自開発の樹脂ピストン採用なので重滑油は不要で焼きつきが発生しにくい安心設計です。
全閉外扇モーターと2ウェイ冷却でタンクの温度上昇を予防するので、長寿命で長く使い続けられます。
6位 シンセイ 静音オイルレスコンプレッサー 25L エアコンプレッサー EWS-25 エアーコンプレッサー 【C】
重量:約19.5kg
タイプ:オイルレスコンプレッサー
タンクの容量:25L
電源:100V50/60Hz
設定圧力(Pa):0.78Mpa(8kgf/cm2)
塗装作業をしたい人に特におすすめ
オイルレスコンプレッサーのためクリーンな空気ですし、25L/分の圧力で綺麗で広範囲に渡る塗装が可能です。エアコンプレッサーは空気中に水分が含まれるため水分を排出するプラグが必要です。錆がタンク内に発生しないためにもドレンブラグは必須の機能でしょう。
アマゾンの口コミでも、静音性と溜まるスピードの速さも納得の使い心地との意見が多数見られました。
7位 精和産業 セイワ 2馬力 エンジン コンプレッサー【SC-15GMS】
重量:50kg
タイプ:-
タンクの容量:11L
電源:-
圧縮方式:2.0PS
設定圧力(Pa):0.7MPa
低燃費のスローダイン機能採用でずば抜けた耐久性が実現
既定の圧力になったときにエンジンの回転数を自動的に下げるスローダウン機能が搭載されたプロ用エアコンプレッサーです。低燃費・低騒音を実現し、エアの使用量が少な人にはよりエコにお使いいただけます。シリンダーは丈夫な鋼材なので金属が摩耗しにくく、錆びやオイル汚れになりにくいガソリンエンジンタイプです。
AstroAI エアコンプレッサー DC12V
3,399円
ミナト エアーコンプレッサー オイ……
10,280円
DutyJapan 横型オイルレスコンプ……
20,167円
高儀 EARTH MAN エアーコンプレッ……
12,129円
アネスト岩田 オイルフリー コンプ……
388,599円
シンセイ 静音オイルレスコンプレ……
18,199円
精和産業 セイワ 2馬力 エンジン ……
187,000円
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最安値
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3.9
4.26
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3.91
まとめ
いかがでしたか?一見同じように見えるエアコンプレッサーも圧力方式やタンク容量、便利機能など様々な種類があることが分かりました。ぜひ、自分の作業の使い道にピッタリ合ったエアコンプレッサーを見つけてくださいね。