ディスクグラインダーとは、先端の砥石や刃物を変えることで、金属などの研磨や切断をする定番の電動工具です。
類似品にサンダーやポリッシャーがありますが、ディスクグラインダーはディスクを平面に密着させた仕上げ研磨はできないため、硬い材料の粗研磨に向いています。
ディスクグラインダーを購入する場合、メーカーだけでも、マキタやHiKOKI(旧日立工機)・ボッシュなど沢山の種類があります。また、同じメーカーでも用途により、様々な種類や機能があり、どれにしようか悩まれる方も多いことでしょう。
今回は選ぶ時のポイントや、用途に分けたおすすめ商品をランキング形式でご紹介していきます。「どのようなディスクグラインダーを買えばいいのかわからない!」「今より用途に合った良いディスクグラインダーを探している。」といった方は是非参考にしてみてください。
目次 E-Value ディスクグラインダー 100mm EDG-550 マキタ 100ミリ充電式ディスクグラインダ スラ... マキタ 100ミリ充電式ディスクグラインダ スラ... ボッシュ 100mmディスクグラインダー GWS7-100 マキタ 100mm充電式ディスクグラインダ GA402DZ ボッシュ 100mmディスクグラインダー (無段変速... パナソニック 充電ディスクグラインダー100 EZ4... HiKOKI(旧日立工機) 電気ディスクグラインダ G1... 高儀 EARTH MAN 変速ディスクグラインダー 100m... 新興製作所 コード式電動ディスクグラインダー ...この記事でおすすめする商品
ディスクグラインダーの用途
ディスクグラインダーは「グラインダー」の特徴をいかした「研削」がメインの工具です。
金属やコンクリートの研削に適しており、先端のディスクを取り換える事によって、切断や研削・研磨・削りなど様々な使い方ができるのがディスクグラインダーの特徴です。
使用用途としては
・金属の表面加工
・金属製品のバリ落と
・鉄材の切断
・塗装はがし
・錆取り・面取り
・コンクリートや石材の切断や研磨・仕上げ作業
などの豊富なバリエーションがあるのも、ディスクグラインダーの魅力と言えます。
ディスクグラインダーの選び方
ディスクグラインダーの用途を紹介いたしましたが、ここでは用途にあったディスクグラインダーの選び方について紹介します。
重要なポイントを項目ごとにまとめてみました。
電源形式で選ぶ
ディスクグラインダー電源形式には、バッテリーを用いる「充電式」と、コンセントを用いる「AC電源式」の二種類に分類されます。
使用場所を問わない充電式
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充電式ディスクグラインダーの一番の魅力と言えば、使用場所を問わないという事でしょう。AC電源式は安定したパワーを発揮できる反面、作業範囲が限られてきます。充電式はバッテリーを本体に装着して利用するため、コードが邪魔になることもなく、快適に作業をすることが可能です。
以前は、AC電源式のものと比べると非力だという事を言われていましたが、現在はバッテリーなどが改善されて、パワーもAC電源式のものと引けをとらなくなってきています。
バッテリーの電圧は3タイプあり、14.4V・18V・36Vがあります。AC電源式とパワーも同程度になった18Vの機種が主流です。
現在14.4Vのディスクグラインダーをお持ちで非力だと感じる方は18Vにされることをおすすめします。
安価で種類も豊富なAC電源式
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AC電源式のディスクグラインダーの最大のメリットは充電式のものより安価に購入できることです。また、ラインナップも豊富で種類も多いので選択肢が広がります。
充電式のメリットはどこでも気軽に使えるという反面、デメリットがコスト面にあります。パワーが落ちてくると交換用のバッテリーが必要になり、そのバッテリーも高額です。すべての工具を充電式で揃えようとすると、莫大な費用がかかる場合があります。
AC電源式はコスト面では充電式と比べると優れているといえます。
トルクと回転数で選ぶ
AC電源式のディスクグラインダーには、高速型タイプ・低速高トルク型タイプ・特に表示のないマルチタイプと3つに分けられます。
回転数12,000min-1前後の高速型は切断向け
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主に金属を切断・研磨・研削をする場合に高速型のディスクグラインダーを用います。
回転数の値が高いほど、1分間に回る速度が速い事を表しており、切断面が綺麗に仕上がるのが特徴です。
コンクリートや石材を切断する場合は、非常に高い負荷がかかる為、最大出力が高く低回転数のモデルの方が適していることから、高速型タイプは向きません。無理矢理高速型を使用するとモーターの破損の原因になります。
回転数9,000min-1前後の低速高トルク型は研磨向け
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研磨・研削・錆び落し・塗装剥がし・バフがけや、コンクリートの切断など、高い負荷のかかる物の加工には低速高トルク型のディスクグラインダーを用います。
トルクとは回転する力の事で、回転数がいくら早くてもトルクの力が弱ければ、ものを切断することは出来ません。高速型のディスクグラインダーは、回転数は速いですがトルクの力が弱いため、高負荷のかかる作業をするとモーターの破損などにつながる恐れがあります。
固い物や分厚い物の切断・加工には低速高トルク型が向いているといえるでしょう。
変速機能があるとマルチに活躍
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研磨・研削・錆び落し・塗装剥がし・バフがけにはそれぞれに適した回転速度があります。
変速機能付きの製品は、3000~11000min-1の範囲内で用途に応じて、回転数を変化させることができます。手元のダイヤルでスピード調節ができ、用途にあった使用方法が選択できるのがマルチ型の最大の魅力と言えます。
研削から研磨・切断など、用途に応じてディスクを交換して使いたい場合は、変速機能のあるディスクグラインダーをおすすめします。
刃外径で選ぶ
ディスクグラインダーには、「100mm」や「125mm」という表示が商品についています。これはディスクグラインダーに合う、刃外径の大きさを表しています。
一般的には、100mmや125mmが主流となっており、150mm以上の刃外径が大きくなるとパワーが必要になる事から基本的にはAC電源式のディスクグラインダーになります。(一部充電式のものも販売されています)
取り換えの刃や砥石を買うときは同じサイズのものを選ぶ
交換用ディスク(研削砥石)には、用途別に様々な種類があります。
ディスクのパッケージにも「100mm」「125mm」と表記がありますので、対応したものを購入しましょう。
・100mmのグラインダー⇒100~105mmまで対応
・125mmのグラインダー⇒125mm
・150mmのグラインダー⇒150~154mmまで対応
・180mmのグラインダー⇒180mm
機能で選ぶ
ディスクグラインダーには、より便利に使用できる機能がついている機種が沢山あります。
負荷に応じて自動的に最適な回転数に変速してくれる「モード自動切換機能付き」や、電源を切ると自動的にブレーキがかかる仕組みになっている「ブレーキ機能付き」などがあります。
電子制御があるとムラができない
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電子制御がついているグラインダーは、グラインダーに高負荷がかかっても回転数が下がりにくくなる機能がついていたり、刃が材料に噛んでしまった場合に一時的にモーターを止めたりと、便利な機能がたくさんついています。
負荷に応じた回転数を保とうとする機能があるため、研削や研磨をする場合、ムラができないメリットも電子制御ディスクグラインダーの特徴です。
集塵機を取り付けられるものもある
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現場で作業する人にとって、粉塵は悩みの種のひとつだと思います。材料を加工していて、仕上げ材や備品を掃除の際に傷つけてしまったり、舞い上がった粉塵を吸い続けることは健康面からもあまり好ましい事とはいえません。
そんな時に役にたつのが、「集塵アダプター」です。別売りのアダプターですが、お手持ちのディスクグラインダーが対応機種であれば簡単に装着できます。
これを付ける事によって、お悩みの粉塵も抑えられますし、なにより後片付けも楽になるので作業効率がすごく上がります。
ディスクグラインダーのおすすめ人気ランキング10選
ここまで用途や種類によって、どのようなディスクグラインダーがあるのかをご紹介してきました。使用用途によって、様々な分類に分かれるディスグラインダー。
その中でも特に売れている売れ筋ランキングをまとめましたので、是非参考にしてみてください。
1位 E-Value ディスクグラインダー 100mm EDG-550
回転数:11000min-1
研削砥石寸法:外径100×厚さ6×内径15mm
商品重量:1.6kg
機能:高速型
ディスグラインダーを始めて使うならこの商品!!
ディスクグラインダーを始めて使う人から玄人の職人さんまで愛用されているこちらの製品。なんといっても魅力はその値段の安さでしょう。値段は安くてもパワーや性能は他の製品と引けを取らない仕様になっています。
ディスクグラインダーを使ってみたいけどいきなり高額な商品はちょっと…という方に是非使って頂きたい商品です。56mmの細径ボディで握りやすく、付属でサイドハンドルもついているのでしっかりと本体を保持することができます。
回転数も11000min-1なので、金属の切断や、研削・研磨などマルチにご利用いただけます。また、AC電源式なので、パワーが落ちる心配もなく、快適に作業していただく事が可能です。
2位 マキタ 100ミリ充電式ディスクグラインダ スライドスイッチタイプ GA404DZN
回転数:3,000~8,500回転/分(ダイヤル5段階変速)
研削砥石寸法(外径x厚さx内径):100x6(取付可能砥石厚さ3~6)x15mm
商品重量:2.5kg
機能::変速ダイヤル付,無線連動対応,自動モード切替搭載,ブレーキ付
Bluetoothで無線連動が可能な充電式ディスクグラインダー
インターネット販売部門で、多数のお店で堂々の1位にランクインしているマキタのGA418DZ。グリップの持ちやすさはもちろんの事、安全性もマキタのディスグラインダーの中ではトップクラス。
変速ダイヤルがついているので用途に合わせて速度を変えれて、さらに無線連動機能が搭載された事で使いやすさも向上しています。
商品の扱いやすさ、安全性が格段とあがり、一般の方から職人の方まで広く愛用されている商品です。安全性が高い事から、ディスクグラインダーにまだ慣れていない方に特におすすめしたい商品のひとつです。
3位 マキタ 100ミリ充電式ディスクグラインダ スライドスイッチタイプ GA404DZN
回転数:直流18V,8,500min-1
研削砥石寸法:外径100mm/厚さ6mm/内径15mm
商品重量:2.3kg
機能:低速高トルク型,キックバック反動低減機能付き,脱着式粉塵ダストカバー付き
業界初!自動モード切替搭載
軽負荷作業時はハイスピードモード、重負荷作業時は高トルクモードへと自動でモード切替をし、作業効率を高めてくれます。優れた冷却性能がついているので、過負荷保護・発熱保護にも対応しています。
AC100V電源式並みの強さを発揮する本機。従来品に比べて作業量も格段とあがり、切断スピードも速くなった為、ディスクグラインダーでの作業が長い方に向いています。
脱着式のダストカバーもついているので、粉塵を抑えられてお手入れがすごく楽で、作業効率も向上します。
4位 ボッシュ 100mmディスクグラインダー GWS7-100
回転数:11,000回転/分
砥石径:100mmφ,スピンドル径:M10x1.5
商品重量:1.5kg
機能:高速型,2モーションロックスイッチ機能付き
安全性を重視したスタイリッシュなデザイン
グリップの円周がクラス最細の176mmで、誰の手にもフィットしやすい構造なので、疲れ知らずで作業ができます。
カーボンブラシ収納部が全一面にあるので、作業に応じて握る位置を変えられるため使いやすいボディになっています。2モーションロックスイッチを採用しているので、オン・オフの動作がボディを握った状態で行えます。
脱落防止付新保護カバーシステムがついている為、万が一作業途中に加工物が破損しても保護カバーの位置が大きくずれる事がなく、安全に作業することができます。
5位 マキタ 100mm充電式ディスクグラインダ GA402DZ
回転数:直流18,11,000min-1
研削碇石寸法(mm) 外径:100 厚さ:100 厚さ:4(取付可能 碇石厚さ3~6) 内径:15
商品重量:2.1Kg
機能:高速型,電子リミッタ機能付き,再起動防止機能付き
優れた使用感を追求したハイパワー充電式ディスクグラインダー
回転数が11,000min-1とパワフルモーターにより、作業がスムーズに行える設計になっており、スリムボディとソフトグリップで作られているので、握りやすく滑りにくいため安全に作業が出来ます。
電子リミッタがついているので、過負荷のままで連続作業を行った場合には、電流をカットしモータを保護します。再起動防止機能があるので、スイッチONの状態でバッテリを差込んでも起動の心配がなく、スライドスイッチを採用しているので、片手でオン・オフの動作が可能です。
6位 ボッシュ 100mmディスクグラインダー (無段変速型) GWS7-100E
回転数:2,800-11,000回転/分
砥石寸法:外径100mmφ,スピンドル径:M10x1.5,砥石取付穴径:15mmφ
商品重量:1.5 Kg
機能:電子無段変速機能
グリップが最細の円周176mm・耐久性も抜群
グリップの円周がクラス最細の176mmで、誰の手にもフィットしやすい構造なので、疲れ知らずで作業が出来ます。故障の原因になっていた切削クズの侵入にも対応しており、壊れにくい仕様になっています。
2モーションロックスイッチを採用しているので、オン・オフの動作がボディを握った状態で行えます。
7位 パナソニック 充電ディスクグラインダー100 EZ46A1LJ2G-H
回転数:18V=10000回転/分、14.4V=8001回転/分
砥石寸法:外径100mm×厚さ6mm×内径15mm
商品重量:6.2 Kg
機能:デュエル回路,大型モーター搭載、回転制御機能付き
コンパクトでハイパワーのディスクグラインダー
装着した電池が18Vか14.4Vかを自動で判別し、最適な電流・電圧で工具を使えるよう制御する「デュアル回路」を搭載しています。また、大型モーターが搭載されているので、押し付けても止まりにくい構造になっています。
従来のものより2センチ小さく作られており、狭い場所でも作業のしやすいコンパクトボティです。充電式で使用場所を問わないため、高所での作業が多い方や、狭い場所での作業が多い方に向いています。
8位 HiKOKI(旧日立工機) 電気ディスクグラインダ G10SH5(SS)
回転数:12,000min-1
砥石寸法 :レジノイドフレキシブルトイシ寸法(外径×厚さ×穴径):100×3~5×15mm レジノイドトイシ寸法(外径×厚さ×穴径):100×4~6×15mm
商品重量:1.7kg
機能:高速型
信頼のアルミダイキャストボディを採用
アルミダイキャストは自動車部品にも使われている材料で、素材はとても軽いですが、強度はとても強いという特徴があります。そのアルミダイキャストを採用している本機は、他のAC電源式のディスクグラインダーと比べても比較的軽く、作業中の負担を軽減することができます。
AC電源式なのでパワーが落ちる心配もなく、回転数も12,000min-1と高速なので金属の切断などに適しています。
9位 高儀 EARTH MAN 変速ディスクグラインダー 100mm DGR-110SCA
回転数:約5,500~11,000 min-1
砥石寸法:外径φ100×厚さ6×穴径φ15(mm)
商品重量:約1.7kg(付属品除く)
機能:変速ダイヤル付き、ICトルク制御付き
ICトルク制御でパワーが安定しておりスムーズな作業が可能
この製品は変速ダイヤルでディスクの回転を調節ができ、ICトルク制御もついているのでパワーも安定しています。補助ハンドルがついており、左右に取替可能で、しっかり握れるスリムボディになっているので本体をしっかりと保持することができます。
変速機能がついているので、ディスクグラインダーにまだ慣れてない方でも気軽に取り扱う事が出来ます。また、低速でご利用の場合は音も非常に静かなのが、この製品の特徴です。
10位 新興製作所 コード式電動ディスクグラインダー SDG-100J
回転数:10000min-1 絶縁:二重絶縁
砥石寸法:外径100mm×厚さ6mm×内径15mm
商品重量:2.12 Kg
コスパはディスクグラインダー最高級
新興製作所は、電動のこぎりやインパクトドライバーを作っているメーカーで、ディスクグラインダーの評判も非常に良いです。
「安いと機能があまり良くない」と思われがちですが、パワーも十分あり、素人の方からベテランの方まで使っていただける商品ですが、ブレーキ機能や切断砥石カバーが付いていないので、利用する際は十分な注意が必要です。
E-Value ディスクグラインダー 100……
2,570円
マキタ 100ミリ充電式ディスクグラ……
18,283円
マキタ 100ミリ充電式ディスクグラ……
16,171円
ボッシュ 100mmディスクグラインダ……
7,089円
マキタ 100mm充電式ディスクグライ……
11,378円
ボッシュ 100mmディスクグラインダ……
10,192円
パナソニック 充電ディスクグライ……
44,481円
HiKOKI(旧日立工機) 電気ディスク……
9,500円
高儀 EARTH MAN 変速ディスクグラ……
4,445円
新興製作所 コード式電動ディスク……
2,911円
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製品
最安値
評価
リンク
4.24
4.68
4.37
4.41
4.45
4.41
4.67
4.69
4.14
4.11
まとめ
ここまで様々なディスクグラインダーをご紹介してきましたが、気になる商品は見つかりましたか?
ディスクグラインダーは、用途によって高速型や電子制御付きなどと使い分ける事をおすすめします。物を切断するにしても、金属を切断するのか、コンクリートや石材を切断するのかで使える機械も大きく変わってきます。
作業をする時に安全に作業ができるように、メーカーも様々な工夫をしています。正しい使用を心掛けて、ケガがないように、快適に作業できる環境でディスクグラインダーを使用するようにしましょう。